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№1漢字のしくみ

わたしの名前の一部である「高」の字を白川「常用字解」で調べてみた。この漢字は「京」と「口」(これはくちではなく祝詞をいれる器の意)からなっているという。「京」はアーチ形の出入口のある都の城門の形。門の上に望楼(ものみやぐら)のある大きな城門である。その城門に祝詞を供えて悪霊が入り込まぬようにお祓いすることを「高」という。望楼ある大きな城門であるからたかい、大きい、の意味となる」とある。

甲骨文字をみると「高」は「京」に「口」を付け加えた構成になっている。

なるほど「京」を使う都市がかつての都であったことはよく知られているし、今も「東京」「北京」など首都名に「京」がつかわれている。また、都の入り口には城門があったのだということもうなずける。平安京の南の正門、羅城門もそれになるのだろう。「高」の漢字がどのように考えだされたかが、納得いくのである。

漢字を書する者として、その仕組みを識ることは、一線一画おろそかにできぬこととなる。